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01統合医療の現在 アーカイブ

2008年06月24日

統合医療の意味

近年日本では西洋医学と代替医療を組み合わせた統合医療が注目を集めています。
これまで医療の現場では西洋医学を中心とした治療が行われてきました。
しかし西洋医学以外の代替医療の重要性へ目が向けられています。
西洋医学に加えて、伝統医療や代替医療などを効果的に組み合わせた医療体系を統合医療といいます。
患者にとって最良の医療を分野の区別なく行うことを目的としています。

統合医療の考え方が最初に提唱されたのはアメリカでした。
統合医療の歴史はアメリカの医学教授、アンドリュー・ワイル氏によって提唱されたことから始まりました。
アメリカでは1990年代になるとさまざまな代替医療が注目を浴び、公的機関による研究、調査が活発に行われるようになりました。
1992年には世界的な医学研究施設である米国国立研究所の中に代替医療事務局が設立され、今日も代替医療の研究が進められています。

ワイル氏は伝統医療や薬用植物などの研究を通じて、もともと人が持っている自然治癒力を最大限引き出すための医療が必要だと考えました。
代替医療とは東洋医学をはじめ、アーユルヴェーダや鍼、灸など、世界に100種類ほどあると言われます。
アメリカでは既に代替医療が定着しつつあり、現在アメリカ人の45%が、なんらかの代替医療によって治療を受けていることが明らかになっています。

現在ではハーバード大学をはじめとするアメリカの医療系の大学の多くでは、統合医療の考え方を取り入れ、国民にも統合医療の考えが浸透しています。

日本の医療は、明治維新以前は漢方や針灸などの伝統医療が主流でした。
明治維新以降は西洋医学が取り入れられるようになり、西洋医学の進歩にともない、やがて伝統医療は衰退していきました。
現在では漢方や鍼灸などの治療は医療と別のものとして存続し、西洋医学の医師と、伝統医療の医師は全く別の現場で医療を行っています。

しかしアメリカの流れを受けて、近年日本でも統合医療が重視されるようになり、鍼灸師や漢方医、カイロプロテクターなどの代替医療の専門家を配置する病院が増えています。

西洋医学の技術は長年の研究、開発によってめざましく進歩し、病気の診断や救急医療など、あらゆるシステムや手術によって高度な治療を行ってきました。

しかし技術が進歩しても、西洋医学では解明が難しい病気も多くあります。
生活習慣病や、慢性疾患、または不眠症、うつ病、頭痛などの不定主訴などがそれにあたります。
西洋医学の進歩が限界ならば別の療法で病気の治癒を試みようという考えから、代替医療を取り入れた統合医療の導入が急がれていまです。

また、近年医療を取り巻く環境は、国民医療費の増大や少子高齢化など、さまざま問題を抱えています。
統合医療は人々の健康維持のためだけではなく、医療におけるさまざまな問題を解決する手段としても期待されています。

予防医学と介護予防


近年、日本では政府において予防医学の観点から統合医療を行うことが重視されています。

予防医学とは病気の発生を予め防止する医学のことです。
反対に病気になってから治す医学を治療医学といいます。
病気を早期発見し、早期治療を行うことは重要なことですが、それ以上に大切なことは、病気にならないように努力することです。
多くの病気は食生活、運動、生活習慣や環境改善などで体を整えることによって未然に防ぐことができるのです。

また予防医学には病気の予防だけでなく、病気の進行を防ぎ、再発を防止することも含まれています。

日本で予防医学が重視されているのには、高齢化社会の到来、がんや心臓病、脳卒中などの生活習慣病の増加、メタボリックシンドロームの増加、そして国の医療費の増加が背景にあります。

統合医療はアメリカやイギリスでは研究が進んでおり、代替医療による治療が国民に浸透しています。
代替医療は漢方や鍼、灸、栄養療法、温熱療法、アーユルヴェーダなどさまざまなものがあります。
多くの代替医療は体が持っている自然治癒力を高めることによって、健康維持や病気を予防するものです。

現代のさまざまな健康問題を解決するのに治療医学だけでは限界があり、予防医学が重要なものと考えられています。
そして予防医学を充実させるためには代替医療が欠かせないものとなります。


日本をはじめ先進国では、近年高齢化が進んでいます。
日本では10年以内に4人に1人が65歳以上の高齢者になると予測されています。

高齢化社会では社会全体で高齢者を支えていく必要があります。
近年日本では介護保険法が制定されるなど、国をあげて高齢化社会に対応する取り組みを行っています。

日本は医学の進歩に伴い世界の中でも有数の長寿国となりました。
そこで、いかにして長い老後を健康で有意義に過ごすかということが重要な問題となっています。

長い老後を健康的に送るためには未病の段階で病気を予防し、老化による生理機能の低下を防止する、介護予防が重要になってきます。

高齢者の介護予防には、生活習慣病の予防、転倒防止、筋力向上、食生活の改善、認知症や閉じこもりの防止など多くの課題があります。

近年、医療の現場において注目されている統合医療では、さまざまな代替医療を取り入れた治療を行いますが、高齢化社会では高齢者が医師の手や自分自身で、代替医療を取り入れた健康維持に努めることが介護予防につながると考えられます。

また高齢者は生活習慣病やメタボリックシンドロームが多く、介護予備軍の状態にあるといえます。
介護予備軍の治療では体に負担の大きい高度な手術や最先端の治療より、生活習慣や食事の改善によって自然治癒力や免疫力を高める代替医療が必要です。

日本の医療のあり方が問われる今日、統合医療はますます重視される傾向にありますが、高齢者の介護予防においても、統合医療は健康で有意義な老後を過ごす手助けとなる医療として期待されています。
医療の現場ではこれまで西洋の治療医学を中心とした治療が行われてきましたが、これからは積極的に代替医療を取り入れ、健康をつくるための統合医療が必要だと考えられています。

統合医療と生活習慣

【枝豆】
近年、生活習慣病が中高年を中心に増加しています。
現在では日本の中高年男性の2人に1人、女性の5人に1人が生活習慣病の一歩手前のメタボリックシンドローム、またはその予備軍であると言われています。

生活習慣病はその名の通り、生活習慣が要因となっている場合が多くあります。
そこで生活習慣を見直すことが予防や治療の第一歩となります。

生活習慣病の予防や治療には毎日の食事を見直すことが重要です。
生活習慣病患者の多くは食事内容に脂肪やカロリーが多く、栄養の偏りが激しいことが指摘されます。
食事は脂っこいものや甘いものを避け、野菜中心の栄養バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
飲酒も少量に抑える必要があります。

そして一日3度の食事を毎日決まった時間に摂るようにします。
食事の時間が空きすぎると脳や筋肉のエネルギーが不足し、逆に食事の間隔が短すぎるとエネルギーが余り、生活習慣病の原因になる内臓脂肪を増加させます。
深夜の食事も同様に避ける必要があります。

近年、医療の現場では統合医療が注目を浴びていますが、統合医療に取り入れられる代替医療の中に「食事療法」「栄養療法」や「健康食品」があります。

これまでの医療は薬剤に頼る西洋医療が中心で、食事内容や栄養面は治療において軽視されていました。
しかし近年、西洋医療で治癒の困難な病気が多くあることなどから、体に栄養を取り入れることによって、体が本来持っている自然治癒力を高める治療への人々の関心が高まっています。

糖尿病やがんに代表される生活習慣病や、メタボリックシンドロームが中高年を中心に増加しています。
今日では日本の中高年男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドローム、またはその予備軍にあると言われています。

生活習慣病やメタボリックシンドロームは突然死の危険性がある恐ろしい病気です。
実際に近年の日本人の死亡原因の1位はがん、2位は心臓病、3位には脳卒中となっています。

こういった生活習慣病は、悪い生活習慣が要因となっている場合が多く、生活習慣の改善によってある程度予防が可能です。

具体的には十分な睡眠を心がけ、運動習慣を徹底すること、規則正しい生活リズムと、栄養のバランスのとれた食生活などが重要です。
また喫煙者は禁煙を実行することも大切です。

現在、日本は国民医療費の増大や医療制度の見直しなど、医療を取り巻く環境に多くの問題が生じています。
そういった問題を解決するためにも、生活習慣病やメタボリックシンドロームの増加を食い止めることが重要な課題となっています。

最近では医療の現場では統合医療が重視され、日本の医療機関への導入が急がれています。

統合医療とは、これまで行われてきた西洋医学と代替医療を組み合わせて、個人に合わせた治療を行う医療体系のことをいいます。

これからの日本の医療は近代の西洋医学による投薬や手術のみに頼らず、生活習慣の改善によって体の自然治癒力を高める代替医療が必要です。
そして医療分野の区別のない治療を行うために統合医療が医療の中心になることが期待されています。

統合医療と高齢化社会

近年日本では高齢化社会が進み、生活習慣病が増加しています。
今日、日本は世界有数の長寿国となり、高齢者を社会全体で支える時代が到来しています。

近年では「介護保険制度」が導入されるなど、国をあげて高齢化社会に対応する制度を整備しています。

同時に国民医療費の増大や、生活習慣病の増加が社会問題なり、これまでの西洋医療のみに頼ってきた治療が見直されつつあります。

現在医療の現場では、近代医学を補い、また新たな視点を持った医療として「相補・代替医療」が注目されています。

日本より先に高齢化社会が到来し、生活習慣病の増加が問題となっていた欧米では、1990年代以降、国民の健康増進を図るために相補・代替医療の研究が始められ、国を挙げてさまざまな取り組みが行われてきました。
そして今日では近代医学と相補・代替医療を統合し、一人ひとりの希望や病気に適応できる医療として、「統合医療」が既に定着し始めています。
病気を治療する医療から、病気を予防する医療へと、大きく変わり始めていると言えます。

欧米の流れを受けて日本でも、近年予防医学の重要性が唱えられるようになり、統合医療は急速に注目されるようになってきました。

高齢者は慢性病が多く、高度な手術や最先端の治療を必要としない場合が多くあります。
また、薬剤を使用する場合は副作用がなく、効果の緩やかなものが望まれます。
在宅医療このような観点から考えると、指圧、マッサージ、鍼灸などの代替医療が適しているといえます。

厚生労働省によると現在のペースで少子高齢化が進んだ場合、2050年には3人に1人が65歳以上になると予想されています。
また現在の医療保険制度を継続していくと、国民医療費の総額は2025年には約49兆円となり、現在の1.7倍にも膨れ上がることが予測されます。
これは現在20代から40代の人が老人医療対象となる頃に、国民医療費が国家財源に匹敵するまでになることを意味しています。

急速な高齢化の進展によって医療費は増大し、就労人口の減少により納税は減少することから、このままでは日本の医療費は深刻な財源不足に陥ることは避けられません。

このような実態から、日本の医療制度の見直しが急がれています。

今日、医療の現場においては統合医療が重視されています。
統合医療とはこれまでの西洋医療に、サプリメントや漢方などの代替医療を効果的に取り入れる治療のことです。
日本と同様に医療費の増加が問題となっていたアメリカでは、現在定着しつつある医療です。

現在は医療において治療に代わり予防の重要性が指摘されています。
代替医療の多くは体の自然治癒力を高めることによって、病気の発生する前に予防することを基本としています。

また、代替医療では治療に最先端の医療機器を使用しないため、医療費の削減につながります。

日本では欧米に比べまだ統合医療は国民に浸透していませんが、今後医療関係者によって積極的に統合医療が取り入れられることが望まれています。
相補・代替医療を取り入れた統合医療は、高齢化社会を支える重要な医療として導入が急がれています。

統合医療と生活習慣

今日の日本では、生活習慣病やメタボリックシンドロームの増大が社会問題になっています。
生活習慣病には食生活やストレスなどいろいろな要因が考えられますが、中でも最も大きな要因に運動不足があげられます。
車や電化製品の普及により社会が便利になり、生活の中の活動量が減少した結果、運動不足の人が増加しています。

生活習慣病だけではなく、あらゆる病気の改善や予防、老化防止には運動習慣を徹底することが不可欠です。
体を動かすことにより消費エネルギーが増え肥満を防止する他、心肺機能の向上や動脈硬化の予防、またストレス解消などさまざまな健康効果を得られます。

また、運動習慣によって体力や自然治癒力が向上し、西洋医学による治療効果を高めることも期待できます。

そして高齢化が進む中、高齢者の筋力増進にも重視されています。

運動は「運動療法」として統合医療の中でも重視され、今後の医療に不可欠なものと考えられています。

一般的に運動することはよい事だと分かっていても、実際に運動不足に陥った人が運動習慣をつけることは難しいものです。
また、健康状態によっては自己流の運動方法では体に悪影響を及ぼすことがあります。
そのような人は特に、医師の指導に基づいた運動療法で適切な運動を続けることが効果的です。

健康維持のために大切なことは、自分に合った運動を無理なく続け、必要に応じて分野の枠を越えた適切な治療を受けられる社会です。


また、睡眠は人間にとって体と脳を休養させ、次の活動のためのエネルギーを蓄える重要な時間です。

現在、忙しさやストレスなどで十分な睡眠が出来ない睡眠不足の人が多いといわれます。
人間は睡眠不足が続くと手足が震える、幻覚がみえるなどの異常な症状が現れることがあります。
また体の免疫力や自然治癒力が低下し、あらゆる病気にかかりやすくなります。

また最近では睡眠不足と肥満の関連性が研究され、睡眠不足が食べすぎや肥満の原因になることが明らかになっています。

近年、睡眠不足の原因の一つとして睡眠時無呼吸症候群が話題になりました。
睡眠時無呼吸症候群では睡眠中に呼吸が一定時間止まる症状が現れます。
睡眠が分断されることによって高血圧や高脂血症など生活習慣病につながる危険も指摘されています。

このように睡眠は健康に深い関わりがあります。
睡眠不足が生命を脅かす重大な病気を引き起こすことも明らかになり、睡眠の大切さが改めて認識されています。

近年、統合医療が今後の医療として注目される中、生活習慣によって自然治癒力を高める代替医療の必要性が高まっています。
睡眠は基本的な生活習慣として第一に改善されることが求められます。

さまざまな代替医療の中に睡眠療法があります。
これは催眠療法とも呼ばれ、睡眠中の潜在意識に働きかけて病気を治療する方法です。
アメリカでは医療行為の一つとして認められており、がん治療でも用いられています。

睡眠療法は科学的な解明はまだされていませんが、治療の中で免疫力向上効果が確認されています。
日本で統合医療の導入が急がれる中、心の治療法として再認識されています。

統合医療と現代病

現代は昔に比べてストレスの多い時代といわれます。
ストレスの原因は環境、人間関係、仕事など生活のいたるところにあります。

ストレスは生活習慣病や胃潰瘍、十二指腸肝炎などの健康障害を引き起こすことはよく知られています。
日本の脂肪要因の1位である癌も、ストレスによる免疫の異常が関係しているといわれます。

適度なストレスは心身への刺激にもなりますが、過度なストレスはホルモンバランスを崩します。
そして過食の原因になり、脂肪増大や高血圧を引き起こします。

またストレスは特定の病気に分類できない体の不調を起こすことがあります。
これは身体に異常がないため治療の手がかりがなく、患者自身が納得できないまま悩むという場合があります。

現代に生きている限り、ストレスは避けることはできません。
そこでストレス社会で健康を維持するためにはストレスを発散し、溜め込まない努力が必要です。

ストレスの発散には水泳やウォーキングなど適度な運動が効果的です。
また自分の趣味に没頭したり、ストレスの原因を他人に話すことでも発散できます。
ハーブティーやアロマオイルでストレスを発散する方法もあります。

近年、医療の現場では統合医療の導入が急がれていますが、それに伴い代替医療への関心が高まっています。
代替医療は近代の西洋医療と異なり、自然治癒力や免疫力を高めることを基本としています。
ストレスによって低下した免疫力を取り戻すためには代替医療による治療が適しているといえます。

このようなことからも、ストレス社会における健康維持に、代替医療を取り入れた統合医療の必要性が高まっています。


日本では近年、メタボリックシンドロームの増大が社会問題になっています。
メタボリックシンドロームとは内臓脂肪の増大によって、高脂血症、高血圧、高血糖などの症状が現われ、さまざまな病気にかかりやすくなった状態のことをいいます。

現在、中高年男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドローム、あるいはその予備軍にあると言われています。

また日本ではメタボリックシンドロームをはじめ、高齢化やストレス社会により、医療費の増大が問題となっています。
このままでは日本の医療費は深刻な財源不足に陥ることは避けられません。

2008年からはメタボリックシンドロームの予防や改善のために、新しい検診制度が導入されるなど、メタボリック対策は国をあげて行われる重大な課題になっています。

医療のあり方が問われている今日、「病気を治す治療」から「病気を予防する医療」への移行が求められています。
そこで医療の現場で重要となるのが統合医療です。
統合医療はこれまで医療の中心であった西洋医療に、代替医療を取り入れた医療です。

代替医療は高額な医療機器を使用しないため、医療費の軽減につながります。
そして体の免疫力や自然治癒力を高める治療であり、病気の予防に効果があります。

西洋医学は近代医療として目覚しい発展を遂げ、あらゆる病気を解明してきました。
しかし西洋医学では解明されない病気も多くあります。
その一つがメタボリックシンドロームです。

統合医療の導入が急がれる中で代替医療は、西洋医学を補い、または西洋医学に代わる医療として関心が高まっています。

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