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統合医療と実際の病気

がんは現在で世界的に最も多い病気の一つです。
がんの治療はこれまで現代医学による研究が進められてきましたが、未だ治療の難しい病気です。

日本の病院で一般的に行われているがん治療は大きく分けて、手術、薬、放射線の3つです。
これらの方法はがん細胞を取り除くという西洋医学に基づいた治療方法です。

手術は体内のがん細胞を体から直接切り取る確実な方法ですが、がん細胞を一つ残らず切り取ることは難しく、再発の危険はなくなりません。
また患者の体へ大きな負担を与えることにもなり、病気が回復しても身体的、精神的に大きな障害を残すことにもなります。

抗がん剤、放射線治療はがん細胞に毒を与えて消滅させる方法です。
この方法ではがん細胞以外の健康な細胞にも毒が及ぶ可能性があります。
健康な細胞に毒が及ぶことで、病状が悪化する場合もあります。

このようにがん細胞を取り除く方法は、現代の医療では体への大きな負担が避けられないのが実情です。

近年がん治療において、これまでの西洋医療で不十分な治療を、代替医療で補う統合医療の重要性が唱えられるようになりました。
長い歴史をもつ東洋医学をはじめ、食事療法や免疫療法などの代替医療では、体がもつ自然治癒力や免疫力を高めることを基本としています。
がんを克服するためには、がん細胞を取り除く西洋医学の治療と、体の自然治癒力や免疫力を高める代替医療を組み合わせることが大切だと考えられます。

実際にアメリカでは栄養療法や温熱療法、免疫療法などの代替医療による治療が取り入れられ、がんの治癒や病状改善効果を実証しています


また近年、うつ病は日本人男性の10人に1人、女性の5人に1人が人生で一度は経験するといわれるほど多い病気となっています。

うつ病とは、何かの原因によって生きる意欲を喪失し、憂うつ感や興味、関心が低下するなどの精神的な症状や、人によっては食欲不振や不眠、倦怠感などの身体的な症状が伴う病気です。
辛い症状のために自殺をする人もいるほど深刻な病気です。

かつてうつ病は「こころの病気」と捉えられていましたが、最近では「脳の病気」として捉えられるようになり、脳で分泌される原因物質を抑えることで、症状を緩和する薬が治療で使用されます。

うつ病の人のうち、治療を受けている人はごくわずかだと言われますが、今日では医学の進歩によりうつ病は治療によって治る確率の高い病気となっています。

これまでのうつ病の治療は近代の西洋医学が基本で、精神科や心療内科において投薬中心の治療が行われてきました。
投薬中心の治療では、患者に憂うつ症状があれば抗うつ剤、不眠の症状があれば睡眠薬、不安があれば抗不安薬というように、患者が訴える症状に応じて、薬の種類は増えていきます。
このような対処療法は一時的に症状を緩和することはできますが、根本的な原因を取り除くことはできません。

うつ病の原因には偏った食事や不規則な生活習慣によって、脳に栄養不足が起きている場合が多くあります。

近年、注目されている代替治療では「なぜうつ病になったか」という原因を追究し、治療していきます。
うつ病の治癒には病気の原因を取り除くことが必要です。
そのためには代替医療と、必要に応じて西洋医学を取り入れた統合医療が行われることが重要だと考えられます。

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