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統合医療の実際(3)

【ホリスティック医療】
ホリスティック医療とは、人間の体や心、環境などを総合的に診断し治療する医療を意味しています。
近年、統合医療の重要性が高まる中、代替医療に加え、ホリスティック医療が注目を集めています。

ホリスティックという言葉はギリシャ語で「全体」を意味しています。

代替医療は病に対して施される西洋医学以外のさまざまな医療のことを指しますが、ホリスティック医療は人生や命、生きることなどに対して施される医療を指しています。

ホリスティック医療において大切なことは、人間がもともと備え持っている自然治癒力を高め、増強するための治療です。
そのために病気を治すのは医師ではなく患者本人であること、そして患者自身が生活習慣や環境を改善する「自己療法」を基本としています。

具体的には西洋医学の良い面と、東洋医学や自然療法などの代替医療を統合し、最も適切な治療を行います。
また病気や死に否定的な捉らえ方をせず、病気や死の深い意味を考えながら、奥深い人生を送ることを目指す医療でもあります。

統合医療が浸透していない日本では、まだ統合医療とホリスティク医療の違いが理解されていないのが実態です。

ホリスティック医療は精神疾患、がんなどの生活習慣病、アトピー、膠原病などこれまでの西洋医学では解決が難しい病気の治療で必要性が高まっています。

高齢化社会が進み、生活習慣病が増加する現代、医療に対する人々の考えも多様化しています。

統合医療と同様にホリスティック医療は、今後日本の医療の中心となるべき医療として注目されています。


【ハーブ療法】
統合医療の重要性が高まっている今日、西洋医学以外の代替医療が注目を集めています。
代替医療にはさまざまな種類がありますが、代表的なものにハーブ療法があります。

ハーブ療法は世界でも古くから行われてきた薬用植物を用いた民間療法です。
日本でも漢方や民間薬として、昔から東洋ハーブを医療に取り入れてきました。
西洋医学が発達した今日でも、やけどにはアロエ、風邪にはしょうがと言ったように、私たちの生活の中にハーブ療法は浸透しています。

ハーブは体に負担をかけず、ゆっくり体の免疫力や自然治癒力を引き出します。
ハーブの種類によって効能もさまざまですが、多くのハーブは抗酸化作用、抗ストレス作用に優れています。

日本ではこれまで西洋医療が中心に行われてきましたが、薬剤多用の弊害、医療費の高騰が近年社会問題となっています。
また高齢化社会が進み、生活習慣病やメタボリックシンドロームが増加し、人々は健康への関心が高まっています。
そういった状況の中で、体にやさしいハーブ療法は日本でも少しずつ浸透し始めています。
日本に先駆けて代替医療の研究を進めていたアメリカでは、ハーブを用いたハーブサプリメントや健康食品などは人気が高く、ハーブの健康食品市場は50億円と言われています
現在ハーブ療法は西洋医学の観点からも研究が進められ、代替療法の中では数少ない科学的な根拠のある療法として関心が高まっています。

今後日本の医療の現場では、これまでの西洋医学にハーブ療法などの代替医療が取り入れられた統合医療によって、健康増進や病気の治癒に効果的な医療が行われることが求められています。

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